ソフトボックスの特徴、使い方のコツを解説【モデル撮影・商品撮影】
2022年8月22日更新 リンク修正
株式会社ラズスタジオでは、撮影代行以外にもレンタル撮影スタジオの運営も行っております。
大阪市レンタル撮影スタジオ LUZZ STUDIO https://luzz-studio.com/
そのスタジオで照明機材として「ソフトボックス」を無料で3つ、貸し出しをしております。しかし、利用したお客様のお声で「使ってみたいんだけど、使い方がわからなくて」というお声を頂戴しました。
そんなお声にお応えし、初心者向けに今回は「ソフトボックス」について、使い方と活用方法、コツなどについて解説をしていきます。
目次
1.ソフトボックスとは?徹底解説!
ソフトボックスとは、ストロボに取り付け、光を拡散させるアクセサリーです。
その名の通り、ボックス(箱)の形をしています。
ストロボからの光を柔らかくしながら、広範囲に光を拡散させ、ストロボ撮影の幅を広げます。
2.ソフトボックスを使った撮影方法について
主に、ストロボの光を柔らかくしたいときとストロボの光を広げたいときに使います。
ストロボの光を柔らかくしたいとき
例えば、クリップオンストロボなどを使って撮影するときに、何もつけずにそのまま照射すると、
「白飛びしている!」「肌がてかって見える!」「影が濃すぎる!」
といった現象が起こります、その場所での撮影を断念したり、その写真が没になってしまったりしますよね。これは光が強すぎるために発生します。
そんな問題を解決するために、このソフトボックスが大活躍します!
ストロボの光を広げたいとき
ストロボを使用し撮影したときに、
「光が局所的にしか当たってない」「光が当たっているところと当たっていないところのに差があるなぁ」
といった結果になることがあると思います。そうなると折角の写真が台無しですよね。
そんな時に、光の届く範囲を広げるため、ソフトボックスを活用します。
つまり
人物撮影や商品撮影などの際立たせたい被写体が決まっている撮影に大活躍です!
「撮影で、表情はもちろん、折角の衣装も綺麗に写真に収めたい!」
「商品撮影で、しっかりと商品を際立たせて、商品をアピールしたい!」
そんな時に、是非お勧めなアクセサリー、ディフィーザーなのです。
比較画像
比較画像をご用意しました。
ソフトボックスなし
ソフトボックスあり
主な違いとしては、
・後ろの影の出方
・光の照射範囲
が違っていることがわかります。
3.ソフトボックス撮影のコツ
ソフトボックスの撮影の際のコツは
・被写体とストロボの距離を調整し、しっかりと光を当ててください。
・ストロボとカメラの距離、角度を調整すること。
が主に挙げられます。
この場所に、置く!という答えはなく、撮影事例によってさまざまとなります。
4.ソフトボックス撮影のテクニック
グリッドを使って拡散する光を“操る”
ソフトボックスの撮影テクニックのひとつにオプションに「グリッド」というものがあります。
ハチの巣のような格子状のもので、両面テープで付け外しができます。
早速ですが、下記比較画像をご覧ください。
カメラ設定、ストロボは同じ設定。グリッドのありなしの撮影画像です。
<グリッドなし>
<グリッドあり>
光の届く範囲が、位置を変えずに変わります。
もうすこしわかりやすい、三脚部分のアップ画像をご用意しました。
グリッドなし
グリッドあり
右下部分に光が届ききっていないのがわかります。
この違いは被写体側から見るとわかりやすいです。
被写体側からみるとこんな感じ。
グリッドなし
グリッドあり
グリッドなしだと一定の面の光が届いています。
それに対し、グリッドありは手前(被写体側)の光が眩しく、奥(カメラ側)の光は違う方向を向いているようです。
・影のコントラストのメリハリを生みます。
グリッドなし
グリッドあり
5.まとめ
・面でムラなく明るくする(被写体全体を明るくする)
面で、一定の面をムラなく照らすので、人物撮影や商品撮影などの被写体メインの撮影に向いています。
・扱いやすい
セットをしてしまえば、あとは、「位置・角度を変える」「ストロボを調整する」「グリッドをつける、外す」になり、機転を利かせやすいです。
・グリッドを使って、メリハリを生むことができる
グリッドを使うことで、メリハリを生み、陰影やコントラスがでます。
ちなみに、
アンブレラも拡散させるアクセサリー、ディフィーザーです。
ソフトボックスとアンブレラはよく比較されます。
アンブレラとソフトボックスに優劣はありません。撮影結果に「違い」が生まれる、ということです。
そんなアンブレラの紹介記事は下記記事にて掲載しております。
しかし、やはり最初は不安もあると思います。そんなときは無料貸出のスタジオでの体験がおすすめです。
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