【初めてのスタジオ撮影】定常光とストロボの違い、選び方について撮影スタジオ店長が解説

2024年2月26日更新

このぺージでは、スタジオ撮影における、「定常光」と「モノブロックストロボ」の選び方について解説してまいります!

定常光とモノブロックストロボ(以下ストロボ)の違いについては多数質問をいただきます。

この2つの照明機材は、同じ撮影用の照明機材ではありますが、向き・不向きがあります。参考に下記の機材にて説明いたします。

定常光ライト

定常光ライト(GODOX SL60W)

モノブロックストロボ

モノブロックストロボ(GODOX SK400)

このブログを読むことで、スタジオ撮影において定常光とストロボのどちらの利用が自分に向いているかのお悩みを、撮影目的、ご自身の撮影環境をもとに、読み進めながら理解を深めることができます!

スタジオ撮影で照明が必要な理由

スタジオ撮影で照明を使用することで、写真表現の可能性を大きく広げることができます。

筆者自身も「スタジオで撮影しました」という写真を見て、「スタジオで撮影をすればこんなにきれいな写真が撮れるんだ」と思い、いざスタジオで撮影をしてみても、初めに見た写真とはクオリティが程遠いのです。

おかしいな、同じスタジオなのにな、、思う日々でしたが、
ある日その解決策が見つかったのです。それが「光」だったのです。

光をうまく使うことで、初めに見た写真のクオリティに近づくことができたのです。

ぜひ照明を活用して、思い通りの写真を撮ってみてください。

定常光とストロボの選び方

1.静止画(スチール)か動画(ムービー)か

はじめに、スタジオ撮影の目的が静止画(スチール)動画(ムービー)から判別します。
動画の場合は「定常光(LEDライト)」一択です。

一方で、静止画の場合は、撮影内容や目的、自身のレベルに合わせて使い分けることが大切です。

定常光ライトはスイッチをONにするだけで使える手軽さと速さに優れ、シャッターを切る前にどういった明るさと影が移されるかを目視で確認できます。

ストロボは、カメラとの接続方法の他、光量調整、ストロボならではのカメラの設定といった、ある程度の経験や知識が必要となるためです。

2.撮影するカメラの種類

一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ・フィルムカメラなどの撮影用カメラの場合

使用するカメラに、ストロボの接続に必要な「ホットシュー」、もしくは「シンクロターミナル」があるかどうかを確認します。

・ホットシューについて

ホットシューはカメラの上部のこのようなアダプターを接続する部分の名称です。このホットシューがあれば、シンクロターミナルを増やすアダプターや、無線トリガーを使用することが可能になるため、ストロボとの接続が可能です。

ホットシューアダプターにシンクロコードを接続した写真

ホットシューにアダプターを接続している写真

ワイヤレスフラッシュトリガー

このような無線トリガーでストロボと同期します。(いろんな種類あり)・シンクロターミナルについて

一眼レフカメラ側のシンクロコード接続部分の写真

シンクロターミナル

シンクロターミナルがあれば、シンクロコードを使用した有線接続でのストロボ使用が可能です。

スマートフォンでの撮影の場合

先述のカメラの条件と重複致しますが、ストロボとの同期を行うために必要なシンクロターミナルや、ホットシューがスマートフォンには無いため、スマートフォンでの撮影の際は「定常光」で撮影します。

※スマートフォンでストロボを使用する方法はないことはないのですが、定常光で賄える部分が大きいことから、解説は省略いたします。

3.光と影を目視できるか

定常光とストロボの大きな違いとしては、光の点灯の仕方に違いがあります。

定常光・・・常に光り続ける光
ストロボ・・・瞬間的に光る光

常に光り続ける光のメリットは、照明によって発生する被写体に対しての光と影の関係が目視できるということです。

4.写真の品質を左右する「ノイズ」をなくしたい場合

写真のクオリティにはいくつかの要因が影響しますが、中でも印刷を目的とした写真撮影の場合、「ノイズのない写真」が重要です。

デジタル上では目立たなくても、印刷を行うとそのノイズが影響しノイズを極力減らし、美しい写真を撮りたいなら、十分な明るさを提供できる強力な光を放つストロボがおすすめです。

定常光ライトの場合、美しい写真を撮るために必要な光量に対して、明るさが十分でない場合があります。
その場合は、カメラの設定で明るさを調整する必要があり、ストロボと比べると写真のクオリティが低下してしまいます。

高出力の光であればあるほど、低いISOでも十分な明るさでの撮影を行うことができるとともに、ストロボ以外の余計な光をカメラに感知させない環境を作り上げることで、美しい写真を撮影することにつながります。

 

ここまでの解説をフローチャートにまとめてみました。
このように、撮影目的から、撮影に使用する機材、そして仕上がりの順に選定をしていくと定常光かストロボかを選定していくことが可能です。

 

 

5.撮影したい写真に合わせた選び方

主にスタジオで写真を撮影することの多い、「ポートレート」「商品撮影」における、撮影したい写真に合わせた照明選び一例をご紹介いたします。

ポートレート撮影

  • 自然な雰囲気の写真を撮りたい場合は、定常光ライトがおすすめです。
  • ドラマチックな雰囲気の写真や、色味を綺麗に映し出した写真を撮りたい場合は、ストロボがおすすめです。

商品撮影

  • 商品の色や質感などを正確に表現したい場合は、ストロボがおすすめです。
  • 柔らかい光で、自然に撮影したい場合は、定常光ライトがおすすめです。

まとめ

スタジオ撮影で、定常光ライトか、ストロボを使用するかは、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、撮影したい写真や映像に合った照明を選ぶことが重要です。

どちらが良いという優劣や、はっきりとした違いは、皆様の撮影環境や目的によってそれぞれの答えがあるといえます。

スタジオで照明を使った撮影が初めての場合は最初は定常光ライトで撮影し、慣れてきたらストロボに挑戦してみるのも選択肢の一つといえるでしょう。

 

スタジオのレンタルサービスを活用する

定常光とストロボの違いを理解するには、やはり実際に撮影をしてみるのを一番にオススメします。

しかしながら、定常光とストロボを一度に購入しすると、コストがかかってしまうのが事実です。

そんな方は、是非、無料のレンタル機材のあるレンタル撮影スタジオを使用してみてはいかがでしょうか。
このような無料貸出のスタジオを利用し、照明を変えた撮影チャレンジをしてみることで、より知識と理解を深められると思います。

↓無料でストロボや定常光ライトの貸し出しがあるレンタル撮影スタジオ↓

●LUZZ STUDIO ラズスタジオ

大阪は本町の川沿いにある、レンタルスタジオです。

  • 最大天井高3.8m、最大梁下高3.4mの解放感あふれる空間
  • 無料の照明・撮影機材も用意
  • スタジオ内にトイレ、更衣室、メイクルーム 完備ビル最上階
  • ワンフロア完全貸切撮影スタジオ

ラズスタジオのHPはこちらから(新しいタブで開きます)

 

是非、一度、ラズスタジオで無料のストロボや定常光を使った照明のテスト撮影にご来店ください!

今回のブログが、定常光とストロボの違い、選び方のお悩み解決のきっかけになれば、とっても嬉しいです!

 

↓この記事を書いたのは㈱ラズスタジオ(大阪の撮影会社)↓

HPはこちら
〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1丁目2番1号本町リバーサイドビル8F

 

関西・大阪のレンタル撮影スタジオの紹介

A8 LUZZ STUDIO

●A8 LUZZ STUDIO エーハチラズスタジオ

南堀江公園前・南向き・木のぬくもりを感じるスタジオ

  • 南堀江公園前、南向きのビル最上階の59㎡のレンタル撮影スタジオです。
  • ぬくもりを感じる2種類の異なる木の壁に、モルタルグレー壁のシチュエーションと合わせて、19㎡のバルコニーもあり。
  • 豊富なヴィンテージ椅子を多数取り揃え
  • 天井高3.2mもの解放感あふれる空間で様々な撮影シーンに活躍します。

エーハチラズスタジオのHPはこちらから(新しいタブで開きます)

 

 

 

BLOGのほかにも、各種SNSもございます。是非よかったらフォローしてくださるとうれしいです♪

Twitter:https://twitter.com/luzzstudio

Instagram:https://www.instagram.com/luzzstudio8

Facebook:https://www.facebook.com/LUZZSTUDIO8

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCObCNYUOr4rMRupdGvXZsKA?view_as=subscriber

それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

Follow me!