誰でも簡単に作れちゃう!商品撮影用“カポック”の作り方を教えます!

2022年8月23日更新 リンク修正

誰でも簡単に作れるカポックの作り方を教えます。

みなさまこんにちは。株式会社ラズスタジオのカメラマンの綾です。

本日のブログは、商品撮影用のミニカポックの作り方をお話します。

「カポックって何???」という読者の方はぜひ下記記事をご覧ください。

意外と知らない“カポック”についてわかりやすく解説!!【使い方~撮影事例まで】

弊社では撮影用カポックは手作りです!!

そんな撮影に大活躍なカポックの作り方のノウハウやポイントをお教えします。

f:id:luzzstudio:20200209180018j:plain
完成形はコチラです。

このブログを読めば、撮影に大活躍間違いなしなカポックを簡単に自作できることができます。

ちょっとした部分を黒締めしたい、ちょっとした部分のレフ扱いしたいという場合に活躍します。

1.カポック作りに必要なもの

1-1.カポック作りの材料

カポック作りに必要な材料の写真

今回用意したのは、

  • 横45㎝×縦84㎝×幅0.5㎝のホワイトボード…1枚
  • B4サイズの黒ケント紙…2枚

以上の2点です。

B4サイズのカポックを一つ、作成することを基準にした材料です。どちらも100均一で購入しました。合計金額は驚きの¥220(税込)です。

人物撮影用の大きなサイズのカポックを作成した際は、カポック1枚あたり

  • 高さ190㎝x横80㎝×幅3㎝の発砲スチロール…2枚
  • つや消し黒の水性塗料(4リットル缶)…1/2缶

を使用しました。

大き目のカポック2枚作ったので、

合計金額は、発砲スチロール1枚約¥800(税抜)×4枚に、つや消し黒の水性塗料が約¥1,500(税抜)でしたので、およその合計金額は¥5,000でした。

4リットル缶、ちょうどまるまる使いきるので、塗料の余りもありません。

購入におすすめなのは、近所のホームセンターです。このサイズの発泡スチロールが置いてある中型~大型のホームセンターだと尚良いです。

理由は、品揃えはもちろんですが、運搬用の車の貸し出しサービスや配送サービスがあります!

ちなみに、

某メーカーが販売している人物撮影用のカポックは約¥30,000~します。

なので¥24,000ほどの節約DIYとなります。これでも十分撮影に活用できてしまうので、かなりお得です。

1-2.カポック作りの使用道具

カポック作りに必要な道具

左から

  • ※カッター
  • ※ものさし(カッターさし)
  • ※カッター台
  • ※両面テープ
  • つや消し黒のテープ
  • つや消し白のテープ

です。

※印のついたものは、今回のB4サイズを作成する際に必要な道具です。スタジオで使用する大きなサイズを作成する場合は不要です。カットをせず、そのまま制作します。

この中で一番カポック作りに欠かすことのできない道具は赤字でも記していますが

  • つや消しの黒テープ
  • つや消しの白テープ

以上の2つです。これは主にホームセンターで販売されています。

つや消しを選ぶ理由は、光沢感があると色味そのものが変わってしまい、光の反射が変わってしまいます。また、もう一つの理由はつや消しを使用すると見栄えがとても綺麗になります。

これはしっかりと購入・準備を強くオススメします。

2.カポックの作り方手順

それでは早速、作成してまいります。

2-1.ホワイトボードをB4サイズに2枚カットする

ホワイトボードをB4サイズにカットしている写真

※この作業は人物サイズの場合は不要です。※

まずは、横45㎝×縦84㎝×幅0.5㎝のホワイトボードを黒のケント紙のB4サイズに合わせてカットします。

ホワイトボードをB4サイズの印をつけている写真

B4サイズの黒のケント紙を置いて印をつけます。

ホワイトボードをカットしている写真

ホワイトボードの下にカッターマットを敷いて、カッターと定規を使用し、カットします。(けがにご注意!)

ホワイトボードをカットしている写真

カットが完了しました。

2-2.ホワイトボードの片面を黒にする。(今回はケント紙を貼り付けます)

次は、ホワイトボードの片面を黒にします。今回はケント紙で片面を黒にするため、ケント紙を貼り付けます。

ケント紙に両面シールを貼り付けている写真

ケント紙に両面シールを張り付けている写真

ケント紙に両面テープを貼っていきます。

ポック作りで黒のケント紙をホワイトボードに貼り付ける写真

ポック作りで黒のケント紙をホワイトボードに貼り付ける写真

四隅と真ん中に貼り付けたら、ホワイトボードとケント紙を貼り合わせます。

以上の作業を2枚とも行います。

ホワイトボードにケント紙を貼り付けた完成の写真

2枚とも完成しました。

大きなサイズを作成の際は、水性のつや消し黒の塗料を片面に塗りました。

※塗料の乾燥前なので光沢感がありますが、乾燥するとつや消しの黒になります。

結論は、片面が白、もう片面をつやの無い黒に仕上げればOKです。

2-3.【一番大事!】2枚の板をつなぎ合わせる

カポック作りで一番大事な、2枚をつなぎ合わせる作業です。これは大きなカポックを作成する場合にも同じ作業を行います。

ボード2枚を白を内側に合わせている写真

2枚のホワイトボードを白の面を中表に合わせます。

つや消し黒のテープを張り付けている写真

つや消しの黒のテープを長さ約7㎝程(大きいサイズの場合は15㎝程)にカットします。

2枚合わせたホワイトボードの頂点部分と、1枚分の厚さの部分(今回は0.5㎝幅の部分)の中央側の端の部分にカットしたテープ端を合わせて貼ります。

最初に貼り付けたテープ分からずれた場所に貼付してい写真

黒のテープを長さ約7㎝(大きいサイズの場合は15㎝程)を再びカットをします。そして、先ほど貼り付けたテープの位置のすぐ隣に位置に合わせ、もう片方のボードの中央側の端にテープ端を合わせて貼ります。

黒のつや消しテープを3枚張り付けた写真

今回は3枚のテープを貼りつけました。

貼り付ける枚数が多ければ多いほど、しっかりとした作りになります。しかし、その分手間が増えます。

ちなみに、大きなサイズの際は、4枚貼っています。

反対側に黒のテープを張り付けている写真

もう片方の頂点側にも同じように黒のテープを貼っていきます。

黒のテープを張り付けが完了した写真

黒テープの貼付けが完了しました。合計6枚を貼りました。(大きなサイズは8枚)

黒のテープを張り付けが完了した写真

黒い面を中表に合わせます。

黒を中表に合わせた写真

黒い面を中表にした状態で、先ほど貼り付けた黒のテープの厚みの部分だけを剥がします。

厚み部分のテープを剥がしている写真

厚みの部分の黒テープをすべて剥がした状態

貼り付けた枚数分(今回は6枚分)剥がします。

白のつや消しテープを長さ約7㎝程(大きいサイズの場合は15㎝程)にカットします。

この白テープを剥がした黒のテープの粘着面と白のテープの粘着面を貼り合わせます。

貼り付けた状態のまま、外側の白い面側にテープを貼り付けます。

わかりにくいかもしれないので、一連の流れをgif動画にもしました。

gif動画を参考に、貼り付けます。すべての黒テープの場所に白のテープを貼り合わせれば完了です。(今回の場合は6か所)

3.手作りカポックの完成です

テープの貼付け作業が完了したら完成です。

黒の面も白の面も、内側にすることができます。

自作カポックが自立している写真

しっかり自立もします。

完成までにかかった時間はなんとたったの10分ほどでした。しかも材料費は驚きの220円!!

大きなサイズの場合は、塗料の乾燥の時間が必要となるため、乾燥時間によって左右されます。

一晩乾燥をしておけば安心です。

そのため、完成までに2日間、作業そのものはトータル4時間ほどで完成します。

大きいカポックとの大きさ比較です。

今回のB4サイズのカポックは主に商品撮影などに使用する目的で作成しましたが、大きなサイズを作成する手順と全く変わりません。

4.まとめ

意外と360度に開閉する方法って、わからないですよね。

こんなに簡単に撮影道具が作成できてしまうので、是非、商品撮影をされる方は作ってみてはいかがでしょうか?

実際にこのカポックを使用することにより、白い面で光を反射させることで、商品全体を、柔らかい光で綺麗に撮影ができます。

黒い面で光の反射を抑えることで、瓶やペットボトルの縁をくっきりと黒締め撮影することができるので、ワンランク上の商品画像が撮影できます。

是非、お試しくださいませ。

↓カポックの制作方法をお伝えした撮影スタジオはこちら↓

〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町1丁目2番1号本町リバーサイドビル8F

↓弊社株式会社ラズスタジオのHPはコチラ↓

https://www.luzzstudio.com/

BLOGのほかにも、各種SNSもございます。是非よかったらフォローしてくださるとうれしいです♪

Twitter:https://twitter.com/luzzstudio

Instagram:https://www.instagram.com/luzzstudio8

Facebook:https://www.facebook.com/LUZZSTUDIO8

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCObCNYUOr4rMRupdGvXZsKA?view_as=subscriber

それでは、今回の記事はここまで。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

Follow me!