ストロボの使い方、撮影方法を基礎解説!【カメラ初心者向け】

2024年5月9日更新 本文リライト

こんにちは。株式会社ラズスタジオのカメラマンの綾です。

今回のブログは、初心者向けストロボの基本に使い方と撮影方法の基本中の基本について書いていきたいと思います。

 

※無線機での利用や新しい記事はレンタル撮影スタジオのラズスタジオのHP、ブログでも紹介しております。

↓新しい記事【初心者向けガイド】GODOXストロボを無線で使用する設定方法についてわかりやすく解説
https://luzz-studio.com/blog/godox-strobe-wireless/

1.基本の使い方(GODOX SK400Ⅱにて説明)

今回は、GODOX SK400Ⅱのモノブロックストロボをベースにした説明をしてまいります。

モノブロックストロボの写真
GODOX SK400Ⅱ スタジオストロボライト

1-1カメラとの同期設定

ストロボを使うにあたり、一番初めの一歩は「カメラと同期すること」が必要です。

カメラの同期方法は主に2つあります。

  1. シンクロケーブルを使用した有線による接続方法
  2. フラッシュトリガー(無線機)を使用した無線による接続方法

1.シンクロケーブルを使用した有線による接続方法

シンクロケーブルを使い、ストロボ本体とカメラを接続する方法です。

モノブロックストロボのシンクロコードの写真
赤で囲んでいるコードが、シンクロケーブルになります。このケーブルを使用し、カメラと接続(=同期)させます。
モノブロックストロボのシンクロコード差し込み口の写真
”SYNK”がシンクロケーブルの接続部分。
一眼レフカメラ側のシンクロコード接続部分の写真
カメラ側のシンクロ端子部分。

ケーブルを接続した状態で、ストロボと、カメラの電源をONにします。

接続した状態で、カメラのシャッターを切り、ストロボが発光すれば接続完了です。

ストロボが発光している写真
発光写真

※カメラにシンクロケーブル端子がない場合

シンクロ端子がないカメラで、ホットシューのあるカメラの場合、ホットシューに設置するアダプターを使用します。

ホットシューアダプターの写真
ホットシューについているのがアダプターです。
ホットシューアダプターにシンクロコードを接続した写真
ホットシューアダプターへの接続

2.フラッシュトリガーを使用した無線による接続方法

フラッシュトリガー(無線機)を使って、ストロボ本体とカメラを接続する方法です。

SK400Ⅱは本体に受信機が備わっています。GODOX製の送信機があれば、受信機なしでの接続が可能です。

GODOXのワイヤレススリーブの写真
今回はGODOX X1を使用しています。
  1. チャンネルを合わせる
    SK400のチャンネルが1の場合、フラッシュトリガー側のチャンネルも1にします。
  2. GR(グループ)を設定する
    使用するSK400のGRがAの場合、フラッシュトリガー側のGRもAにします。モノブロックストロボとスレーブを同期している写真
    赤で囲んでいるのがチャンネル。青で囲んでいるのがGR
  3. 確認するフラッシュトリガー側にある「テスト」ボタンを使用して、発光するか確認する。
    ワイヤレスフラッシュトリガーのテストボタンの写真
  4. 続けて、カメラのシャッターを切り、発光するか確認する。
    発光すれば、接続(=同期)完了です!
    ストロボの発光写真
発光写真

1-2シャッタースピードの設定には注意が必要。

ストロボを一眼レフで使用する際は、カメラのシャッタースピードに注意が必要です。

下記画像3枚をご覧ください。

ISO 100、F値 8.0、シャッタスピード1/100で撮影
ISO 100、F値 8.0、シャッタスピード1/100で撮影した写真
ISO 100、F値 8.0、シャッタスピード1/250で撮影
ISO 100、F値 8.0、シャッタスピード1/250で撮影した写真
ISO 100、F値 8.0、シャッタスピード1/500で撮影
ISO 100、F値 8.0、シャッタスピード1/500で撮影した写真

1枚目、2枚目、3枚目と写真が変わっていますよね。

これはカメラのシャッタースピードが速すぎるため、ストロボの発光スピードが間に合わず、黒い幕(カメラのシャッター幕)が発生してしまいます。

シャッタースピード以外の設定やストロボ事態の機能にもよりますが、1/200ぐらいまでと認識しておくと無難です。

1-3光量の調整の仕方。(本体の使い方)

SK400Ⅱは最小光量は1/16、最大光量1/1まで調整可能です。この光量の操作方法について説明します。

1.シンクロコードの場合

ストロボ本体で調整します。

調整方法は、本体にあるダイヤルで調整可能です。

モノブロックストロボの光量調整ボタンの写真

2.フラッシュトリガーの場合

フラッシュトリガーで調整します。調整を行った際に、本体の光量の値が一緒になっていることを確認してください。

ラジオスレーブ側の設定画面

※本体で調整を行うと、いざ撮影の時に、フラッシュトリガー側の設定が優先となってしまいます!ご注意を!

2.実際の撮影での使い方

ここからは、実際にストロボを使った撮影事例について2つ事例をご紹介。

2-1そのままの撮影方法(被写体の陰陽が濃く出る方法)

まずは、SK400Ⅱをそのまま使用する方法

しっかりとした光量の強さで、被写体の陰陽のコントラストや影はっきりさせたカッコイイ表情の撮影が可能です。

【ライティングセット写真】

2-2アンブレラを使った撮影方法(被写体を全体的に明るく撮影する方法)

アクセサリーの一つ、アンブレラを使用して、光を拡散させることによって、被写体をふくむ写真全体を明るくした、柔らかな表情の撮影が可能です。

【ライティングセット写真】

同じストロボでも、アクセサリーを使用することで、さまざまな表現方法が可能となります。

3.知らないと損する!2灯の使い方。

ここからは知らないと損する、知っておくとためになる、ストロボを2灯しようした撮影方法のお話をしてまいります。

ストロボが2灯あれば、それぞれの特性を組み合わせた、自分好みのバランスに仕上げることができます。

例えば、「被写体全体を明るくしながら、影をしっかりとつけたい」といったイメージには、下記のようなセッティングを行います。

2灯セッティングのライティング

左側のアンブレラをつけたストロボで全体を明るくしながら、右側のストロボで影をつけます。

関連記事:https://www.luzzstudio.com/blog/2-lighting/

4.まとめ・最後に

今回はストロボの使い方の基礎解説でした。

是非、撮影照明機材として、使ってみてはいかがでしょうか。

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